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雪が降った時の車のお掃除や、メンテナンスのコツ

日本は南北に細長い島国なので、北海道と九州とでは北国と南国くらいの違いがあります。そのため雪が降る地域では、降雪地域特有の車のメンテナンスも必要です。

例えば車のワイパーを立てておかないと、雪の重みでワイパーが折れてしまうことさえあります。そんな雪が降った時の車のお掃除やメンテナンスのコツについてご紹介してみたいと思います。

凍ってしまったフロントガラスなどの霜取り方法

凍結防止シートを使う

屋外で車を保管している人は、冬場フロントガラスが凍結していることがあります。とくに朝出勤前にスクレバーで、ゴリゴリと霜取りするのは大変です。また会社の駐車場に車を止めている際にも、帰宅時に霜取りをする羽目になってしまいます。

そんな時に便利なのが凍結防止シートです。1000円以下の安い商品は、すぐに破れたりしてしまうのですが、2000円以上の厚めの生地でしたら結構重宝します。

たまにお湯をぶっかけるという人がいますが、それはNGです。飛び石などでフロントガラスに細かい破損個所があれば、フロントガラス全体に大きなヒビが入って割れてしまいます。

解氷スプレーを使う

冬場になると、ホームセンターに山積みして売ってあるのが解氷スプレーです。凍結したフロントガラスには、この解氷スプレーも結構重宝します。ただし凍結が酷い場合には、解氷スプレーをしてワイパーで解けた氷を拭き取ろうとしても、再び凍ってしまうことすらあります。

そのため、解氷スプレーをしながらスクレバーでゴリゴリとしないといけないケースもあります。その代り解氷スプレーをしないで、ゴリゴリとするよりも楽なことは確かです。その他にも、ガラコを事前に塗って撥水加工を施していると、凍結しても氷が取れやすくなります。

降雪時に気をつけいたエンジン・バッテリー対策

バッテリーチェッカーで交換時期を管理する

バッテリーは鉛蓄電池になっており、希硫酸と鉛による化学反応を利用して電気を蓄えています。もっと分かりやすくいえば、半充電式の乾電池のようなものです。しかも冬場に気温が下がると、バッテリー自体の性能も低下してしまうのです。

ちなみに、バッテリーは4年から5年程度が寿命です。新品のバッテリーを購入した際に、10万?保障といった文言がパッケージに書かれてますが、そんなに走る前に寿命が来てしまいます。朝出勤前にエンジンがかからないと慌てる前に、バッテリーチェッカーで交換時期かどうかを事前判断しておく必要があります。

バッテリーは、冬場の寒い季節になると電気を蓄えるという機能が低下します。例え新品のバッテリーであっても、0度以下だと80%程度の機能しか発揮できません。従って、バッテリー内の液温を極端に下げないような保温材も市販されています。

こうした保温材は、冬場はバッテリー内の液温の低下を抑えて、夏場は逆に液温の上昇を抑えてくれるといった効果があります。1500円前後の安価な商品なので、標準装備の保温材と交換しておくとバッテリーの性能を極端に落としてしまうといった心配も要りません。

雪道を走った後の洗車が大切な理由

凍結防止剤に注意

車で雪道を走る際には、車のスリップ事故に気を付けるというのは当たり前のことです。見落としやすいのが、降雪前に道路にまかれる凍結防止剤の存在です。この凍結防止剤自体は、塩化カルシウムや塩化ナトリウムなので、水分が凍る温度を低下させることによって道路が凍りにくくなります。

ただし凍結防止剤というのは、いわば塩と同じような成分なので金属を腐食させてしまうというデメリットがあります。とくに車の底の部分の金属が、サビだらけになってしまう恐れがあります。そのため、ホームセンターで売っているような高圧洗浄機で、車の底の部分に付いた塩分を洗い流すことをおすすめします。

鉄粉に注意

雪道や雨が降っている道路を走行した際には、車のボンネット部分には前を走っている車の水しぶきがかかってしまいます。また、車の後ろの部分にもタイヤが巻き上げた水しぶきがかかってしまいます。こうした水しぶきには、砂埃の汚れだけでなく鉄粉が含まれているのです。

とくにボディーにこびり付いた鉄粉は、通常の洗車だけでは落ちにくいのです。おまけに、鉄粉の付いたボディーをそのままにしておくと、塗装されたボディーに固着したり浸透して細かい傷となってしまいます。そのため鉄粉除去剤をスプレーしてから洗車をすると、塗装されたボディーを傷付けることもありません。

まとめ

降雪地域にお住まいの方は、車のスリップ事故だけでなく降雪地域特有のメンテナンスも必要であることがお分かり頂けたのではないでしょうか.

冬に役立つグッズについても紹介しています。

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